四柱推命の蔵干とは。十二支に隠れた天干の意味と本気の一覧

四柱推命研究

こんにちは、紫月燈子です。四柱推命の命式は、年・月・日・時の4つの柱で、それぞれ「天干(十干)」と「地支(十二支)」の組み合わせで表されます。ここまでは目に見える部分ですが、実は地支の中には、さらに天干が隠れていると考えられています。これを「蔵干(ぞうかん)」と呼びます。

このノートでは、蔵干の基本的な考え方と、十二支ごとの「本気」の一覧を整理します。

蔵干とは

蔵干は、十二支の中に蔵(かく)されている天干のことです。地支は、季節や自然のエネルギーを表す記号ですが、その中には複数の天干が含まれていて、命式をより細かく読むために使われます。

たとえば、地支の「寅」には、一つの天干だけでなく、複数の天干が含まれていると考えます。この含まれている天干が、命式全体の五行バランスや、通変星の読み方に関わってきます。

本気・中気・余気

蔵干は、一つの地支に1〜3つあり、その力の強さによって、次の三つに分けられます。

名称 意味
本気(ほんき) その地支の、本来の中心となる天干。最も力が強い
中気(ちゅうき) 本気に次ぐ、2番目の天干
余気(よき) 前の季節から残っている、わずかな力の天干

季節の移り変わりに合わせて、前の季節の気が少し残り(余気)、次の季節の気が育ち(中気)、その月の中心の気(本気)が強まっていく、という考え方です。

十二支ごとの本気の一覧

十二支それぞれの「本気」は、次のとおりです。

地支 本気 五行
子(ね) 癸(みずのと) 水
丑(うし) 己(つちのと) 土
寅(とら) 甲(きのえ) 木
卯(う) 乙(きのと) 木
辰(たつ) 戊(つちのえ) 土
巳(み) 丙(ひのえ) 火
午(うま) 丁(ひのと) 火
未(ひつじ) 己(つちのと) 土
申(さる) 庚(かのえ) 金
酉(とり) 辛(かのと) 金
戌(いぬ) 戊(つちのえ) 土
亥(い) 壬(みずのえ) 水

子・卯・酉のように、蔵干が1つだけの地支もあれば、丑・寅・辰・巳・未・申・戌のように、複数の蔵干をもつ地支もあります。中気・余気の細かい配分や、月の中で何日目から蔵干が切り替わるかは、流派や暦のつくり方によって違いがあります。ここでは、どの流派でも共通して扱われることが多い「本気」を紹介しています。

蔵干の読み方

五行バランスを見るときに加える

命式の五行バランスを見るとき、天干と地支だけでなく、蔵干も加えて数える流派があります。見た目は火や土が少なくても、地支の蔵干に含まれていて、実は力を持っている、ということがあるからです。五行のバランスの読み方は、別のノートで整理しています。

通変星や十二運星を地支にも当てはめる

天干に通変星があるように、蔵干にも通変星を当てはめて読む方法があります。地支の中に、どの通変星が隠れているかを見ることで、表には出にくい、内面の性質を読み取ります。

特に注目される日支の蔵干

日柱の地支(日支)は、本人に近い立場を表すとされ、日支の蔵干を重く見る流派があります。ただし、意味づけは流派により差が大きいので、複数の見方を参考にするのがおすすめです。

使うときの注意

  • 蔵干の配分(中気・余気)は流派によって違う
  • 本気だけを見ても、読みの第一歩としては十分
  • 命式を正確に出すには、暦(節入りの日時)の計算が必要。出生時刻の正確さにも注意

通変星の全体像は通変星10種一覧、十二運星は十二運星12種一覧でまとめています。十干・十二支の基本は、十干・十二支一覧をご覧ください。

まとめ

  • 蔵干は、十二支の中に隠れている天干のこと
  • 力の強さで、本気・中気・余気の三つに分けられる
  • 十二支それぞれの本気は、子=癸、丑=己、寅=甲、卯=乙、辰=戊、巳=丙、午=丁、未=己、申=庚、酉=辛、戌=戊、亥=壬
  • 中気・余気の配分は流派によって違うので、複数の資料で確認する

このノートは研究と読み物としての整理です。個別の運勢や重大な決断は、ご自身の判断を第一にしてください。

タイトルとURLをコピーしました